レーシックの歴史
レーシックのように、手術によって視力を回復させるという考えは大昔からありました。レーシックは最近注目され始めたばかりですが、実はその考え自体は50年以上も前からあったようです。
1950年に行われた前後面放射状角膜切開術が、最初の視力回復手術だと言われています。
ところが、この手術はレーシックとは違って難しい上に、術後に角膜が濁ってしまうなどの副作用が出たため、次第に行われなくなってしまいました。現代のレーシックほどの安全性が確立されていなかったようです。
そこで、角膜の上皮側からのみ切開するという手術が行われるようになったのですが、これもレーシックに比べて劣っていました。メスによる治療なので痛みや合併症などの問題点があったのです。
そこで登場したのが、メスの代わりに特殊なレーザーを用いたPRK手術というものでした。エキシマレーザーという特殊なレーザーは、現在行われているレーシックでも利用されているものです。しかしながら、実はこれはまだレーシックではないのです。レーザーを使うというところまでレーシックに近づいたのですが、術後の痛みや角膜の濁りはまだ解消されていませんでした。
レーシックが登場したのは、それから50年近く経ってからのことです。
こう考えると、レーシックは研究に研究を重ねた成果なのです。
レーシック専門医のサイトを見ると、詳しい成長過程を見ることができますので、ぜひ一度ご覧になってみてください。
このレーシックとPRK手術の違いはマイクロケラトームという装置にあります。PRK手術では角膜を保護している保護層というものをカンナで削り取っていました。
レーシックも保護層を一旦は取り除くのですが、術後に元に戻すことができるのです。レーシックの場合は、削るというよりは綺麗にめくるといったところでしょうか。こうすることで、レーシックは術後の痛みや角膜の濁りといった副作用を見事に克服したのです。
レーシックの安全性はもちろんのこと、その効果も注目されている理由のひとつです。
レーシックの手術を受けた人のほとんどが、裸眼で生活ができるほどまで回復している場合が多いと聞きます。日本でもその安全性は認可されているのですが、日本の医学は手術を最終手段として考えているのであまりレーシックの認知度は高くありません。
しかし、タイガーウッズなどのスポーツ選手や有名人などがレーシックを受けて視力を回復したことにより、日本でもレーシックへの注目は高まっています。