角膜の構造
角膜は肉眼で見る限りでは薄い一枚の膜にしか見えませんが、実は細かく五層にも分かれています。
それでは角膜の構造について見てみましょう。
まず、角膜の一番表面にある角膜上皮です。角膜上皮は直接、外気から目を保護する役割があります。角膜上皮は傷ついてもすぐに自分で再生できるようです。
砂やホコリが入っても大丈夫なのは、この角膜上皮のおかげだと言って間違いありません。
そしてこの角膜上皮がレーシック手術で最初にめくる角膜の保護層というものにあたります。こんなに薄い角膜をめくり、最後にもう一度かぶせる技術には脱帽です。
そして、角膜の二層目としてボーマン層というものがあります。これは、コラーゲンなどのたんぱく質から出来ているとのことです。
三層目が、角膜の大半を占めている角膜実質層です。角膜実質層もコラーゲンで出来ているそうです。
角膜の四層目は、デスメ膜というものです。ただでさえ薄い角膜ですが、デスメ層はこれらの角膜層の中でもっとも薄い膜です。
こんなに薄くて何の役に立つんだろうと思ってしまいますが、実は、デスメ層は角膜層の中で最も強い部分でもあります。さらに角膜上皮と同じで、再生能力も持ち合わせています。デスメ層は角膜層の中である意味最強の層なのです。
そして、一番奥にあるのが角膜内皮という、水分を調節する層です。水分を調節するということは、角膜内皮は涙が出る部分なのでしょうか?
目が乾いた時などに角膜内皮が水分を補充してくれるのかもしれませんね。
角膜内皮は目の潤いを保つ重要な層のようですが、少し注意が必要です。角膜内皮には再生能力がないのです。角膜内皮が傷つくとどんな不備が生じるのかはわかりませんが、二度と元には戻らないということでしょう。
角膜の構造は奥が深く、繊細な人体組織です。角膜に関する正しい知識を学ぶことで損をすることはありません。